おはようございます。
まだまだ油断は禁物ですが、緊急事態宣言は解除されました。
これから徐々に日常が戻るはずです。
このコロナショックをうけて、鳥飼八幡宮は時代に合わせ生き残るにはどうしたらいいのかと、嫌というほど考えました。これほど考えたのは初めてでしょう。
お神様から考える時間をたくさんいただきましたから^_^
職員と話し合う時間もとれ、きちんと向き合うりことができました。
神社が100年後も、皆さまの心の拠り所であり続ける為にやらなければいけないこと、絶対にやってはならないことがはっきりと見えてきました。
実は、鳥飼八幡宮はオンライン祈願などの新しい取り組みを大々的に行おうと準備を進めておりました。しかし結論からいうと、断念しました。
その新しい取り組みをする事で、日本人が大切にしてきた大事なものがなくなってしまう気がしたからです。
事実、鳥飼八幡宮の社頭での祈願は8割減となっています。新型コロナウィルスの影響で祈願が出来ない方もたくさんいらっしゃることでしょう。
わざわざ参拝しなくてもオンラインで祈願が受けられると確かに便利だと思います。
実際に取り組みを始められている神社もあります。それも神社の新しい在り方です。今後オンライン祈願を取り入れる神社が増えていくかもしれません。
でも、鳥飼八幡宮はわざわざ参拝し、お神様のそばで手を合わせ祈っていただきたく思います。
神道にはこのような言葉があります。
“神は人の敬(うやまい)によりて威を増し 人は神の徳によりて運を添う”
神様を敬い、感謝することで神様は力を増し、人はその力で神様のご加護を得られるということです。
神様に感謝する気持ちが強く、気持ちが純粋なほど神様はさらにご神威を発揮され、我々に多くのお恵みをくださる。逆に、いくら神社を参拝しても、神様を尊敬する態度のない人や、ただお願い事だけを伝えても、ご加護は期待できないのです。
どうしても、事情があり参拝しての祈願が叶わない場合は郵送で申し込みをいただければと思います。
コロナショックで神社は大打撃を受けましたがたくさんのことを気づかせてくれました。
今、時代はグローバル化が進んでいます。古き良き時代の在り方を受け継ぎながら、時代と社会の変化に感度を研ぎ澄ませ、新しい打ち手を講じ令和という新しい道を切り拓いていきたいと思います。
早く世界に平穏が訪れるよう祈念申し上げます。