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病封じ 無病息災を祈ります。






おはようございます。


職員、責任役員、氏子総代、崇敬者の方々にお力添えをいただき茅の輪が出来上がりました。


清祓いは少しでも換気されている場所でと考え、参列者はマスク着用の上、参道での御奉仕をさせていただきました。


茅の輪くぐりは日本神話に由来します。スサノオノミコトが旅の途中に宿を求めた、備後国の蘇民将来(そみんしょうらい)との逸話が起源です。


貧しいにもかかわらず、喜んでスサノオノミコトをもてなした蘇民将来に対し、弟である巨旦将来(たんしょうらい)は裕福にもかかわらず宿を貸そうともしませんでした。数年後、再びスサノオノミコトは蘇民将来のもとを訪れ「疫病を逃れるために、茅の輪を腰につけなさい」と教えました。


教えを守った蘇民将来は難を逃れられ、それ以来、無病息災を祈願するため、茅の輪を腰につけていたものが、江戸時代を迎える頃には、現在のようにくぐり抜けるものになったといわれています。


茅の輪くぐりは「夏越の大祓」の儀式のひとつとして行われます。


夏越の大祓は、今年前半の半年間の罪穢れを清め災厄を祓う神事であり、このあとの後半も何事もなく無事に過ごせるようにと祈る神事です。古来日本では、夏を迎えるこの時期、疫病が流行ることが多かったため、厄払いと無病息災のため、茅の輪くぐりが執り行われるようになりました。京都の八坂神社の祇園祭や地元福岡の櫛田神社の山笠も疫病退散の祈りから始まりました。


茅の輪は鳥飼八幡宮では、7月の夏越祭の時期に出しますが、コロナウイルスの早い終息を祈り出させていただきました。


鳥飼八幡宮が皆様の心の拠り所であればと思います。


心が苦しくなったら世界中に早く平穏が訪れるようお神様に手を合わせてはいかがでしょう。


皆様の心の痛みが少しでも和らぎますように。