おはようございます。
新年を迎えるにあたり、本日は神社の参拝について話してみます。
鳥飼八幡宮はお正月には数万人の参拝者をお迎え致します。
お正月の参拝では難しいと思いますが、 手水舎で心身を清めたら、参道を進み神前に向かいます。このとき、なるべく参道の真ん中を歩かないように致します。中央は正中(せいちゅう)といい、お神様の通り道とされているからです。ただし、拝殿でお参りするときは中央に立ってもかまいません。
参道は、お産の時の産道を表していると言われています。
鳥居は、女性が足を開いて立っている姿、つまり股を表し、社殿は、女性の子宮にあたると言われています。
神社をお宮というのはそのためです。
参拝とは、参道(産道)を通り、お宮(子宮)でお参りをし、産道を通り鳥居を出て、再び外の世界へ出るということなのです。
つまり、参拝をする前の自分とは、違う自分に生まれ変わることと考えられます。
神社は、新しい自分に生まれ変わるための場所なのです。
参拝をした後に清々しい気持ちになるのは、その理由からかもしれません。
御代が変わり平成から令和になり、初めて迎えるお正月ですね。
これより迎える新しき年がよき年でありますよう、心よりご祈念申し上げます。