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秋季大祭秋の丸焼き祭 供養祭



 





昨日は、実行委員会 出店者が参集し、10月11日から14日まで開催される秋季大祭秋の丸焼き祭の供養祭が本殿にて斎行されました。

現在、全国で駆除された猪や鹿、穴熊などはそのまま捨てられてしまっているのが現状です。「捨てられるだけの命をどうにかできないか、その大切な命を無駄にしたくない、敬意を表したい」という思いから今に至っております。

お祭り当日は、毎日猟師の方によりすでに捕獲・適切な処理を施された状態の猪を直会という形でみなさまにふるまいます。

「猪を丸焼きにして神社でふるまうのっ」と驚かれた方もいらっしゃるでしょう。そもそも神社で肉を食べていいのか?などなど。

まず、「殺生」というのは神道ではなく仏教の「不殺生戒」という教えによるものです。
神道ではそのような戒律・教義はなく、「命の一部をお神様(自然界)から分け与えて頂く」という、何事においても感謝の気持ちをもつという考えが根幹にあります。

猪も魚も農作物も、すべてはおなじひとつの命です。自然界で生きている大切な命をいただくということに、猪も農作物も違いはありません。

何をいただくかということよりも、何をいただくにも感謝の気持ちを忘れないことが大切なのだと考えます。

私達はこのお祭りを通し、大切な命をいただき生かされているということを、1人でも多くの方に改めて認識していただく機会になればと思っております。

このお祭りにかけるの思いや主旨を、どうかご理解いただけますと幸いです。

お年寄りからお子様まで皆様が楽しんでいただける催しとなるよう、尽力してまいりますのでお力添えを心よりお願い致します。

たくさんの方に足を運んでいただけると嬉しいです。