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八朔

本日、8月1日は八朔です。

旧暦8月1日の称です。

この頃、早稲の穂が実るので、農民の間で初穂を恩人などに贈る風習が古くからあった。このことから、田の実の節句ともいう。この「たのみ」を「頼み」にかけ、武家や公家の間でも、日頃お世話になっている(頼み合っている)人に、その恩を感謝する意味で贈り物をするようになりました。

鳥飼八幡宮では、八朔のお祭りはありませんが、各地でそれぞれ風習があります。

福岡県遠賀郡芦屋町では、「八朔の節句」として長男・長女の誕生を祝い、男児は藁で編む「わら馬」、女児は米粉で作る「だごびーな(団子雛)」を家に飾る行事が行なわれており、300年以上続く伝統行事として、国の記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財の選択を受けております。

香川県丸亀市では、男児の健やかな成長を祈り、その地方で獲れた米の粉で「八朔だんご馬」を作る風習がある。讃岐藩出身で馬術の名人として名高い曲垣平九郎に因んでおります。

また、徳川家康が天正18年8月1日(グレゴリオ暦1590年8月30日)に初めて公式に江戸城に入城したとされることから、江戸幕府はこの日を正月に次ぐ祝日としていました。

明治改暦以降は、新暦8月1日や月遅れで9月1日に行われるようになりました。

二百十日・二百二十日とともに台風襲来の特異日とされています。

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現在八朔は、新旧の8月1日、或いは月遅れ八朔として、9月1日に行うところもある。