みなさま、こんにちは。
いよいよ、今年令和7年は当宮遷宮最終年です。
本当は最終年どは令和6年度だったのですが、資材調達などの遅れもあって、少し延びました。
今年は、龍神池の掘削、神楽殿の再建、弁財天のお宮の創建。
遷宮事業ではないですが、第二祖霊殿(納骨堂)の建設など、事業が目白押しです。
今年末までに完成する当宮の姿はこんな感じです↓
龍神池の上に神楽殿が浮いているように建ち、より幻想的な雰囲気になるかと。
第二祖霊殿と弁財天のお宮は、地下に建設されます。
当宮はもともと海辺の神社で、いわゆる海岸段丘という小高い丘の上にあった神社です。
明治通りは段丘の下のちょっと低い位置に通っていまして、今も当宮は明治通りから見ると地面が上がっています。
地下といっても、丘と地面の高低差の地形に建設するので、完全に地面の下というわけでもありません。
さてこれまで全貌が隠されていた弁財天のお宮は次のような意匠の建造物になります。
巨石に囲まれた中に、地下に伸びる階段があります。
そこを降りていくと、水の中に浮かぶ陽光に照らされた石が見えてきます。
この石 の上に弁財天のお宮が据え置かれます。
弁財天さまへのご参拝ですが、通常は階段の上からのご参拝となる予定です。
弁財天のお宮の構造は↓です。
地面を一回掘り返して、巨石を配置して土を埋め戻します
さらに掘り起こして整えていくという複雑な工法となります。
構造も巨石の組み合わせで支えていくということですので、手強い工事になりそうです。
このようなお宮は、勉強不足かもしれませんが、見たことがありません。
私どももとても楽しみにしております。
この一連の工事の本格的な開始にあたり、1月17日に起工式を行いました。
関係者の方々と工事の安全を祈りました。
もう少し、当宮の工事は続きますが、もうしばらく堪えていただければと。
一緒にワクワクしていただければ幸いでございます。