こんにちは。こんばんは。
鳥飼八幡宮では10月19日、当宮の秋季大祭と兼務神社である田島八幡神社の秋季大祭が行われました。
鳥飼八幡宮秋季大祭
神社にとって、秋祭りというのは1年間のお祭りの中でも重要なお祭りです。
収穫の秋、自然の恵みをお神さまと地域の皆さまで、盛大に喜ぶまさにハレの日です。
当宮の場合は本日、先だって活動報告でお知らせした金属銘板のお披露目を行いました。
お祭り中はあいにくの雨模様のため、除幕式は割愛となりましたが参列していただいた崇敬者の皆さまに直接ご報告し、直接感謝の気持ちを伝えられることができて、とても喜ばしいお祭りでした。
厳粛な雰囲気で行われた祭礼ですが、直会で交流できて楽しゅうございました。
兼務社・田島八幡神社の秋季大祭
田島八幡神社の秋季大祭は、年に一度の田島神楽公演もあり、地域の皆さまがたくさん集まって、とりわけ子どもたちが集まって、にぎやかなお祭りでした。
田島神楽は、福岡市内に残る数少ない神楽社中の一つで、明治4年(1871)より受け継がれている歴史ある神楽です。
一般的に江戸時代まで神楽は、神社の神官(神職)が舞っていましたが、明治時代になり神官が神楽を舞うことを禁止され、神楽舞は地元の有志の方に伝授されました。
地域の受け皿がなくなって、活動休止となる社中も多い中、150年以上も伝統芸能を継承されてきたことには素直に頭が下がります。
田島神楽はこのような神楽です(https://bunkazai.city.fukuoka.lg.jp/cultural_properties/detail/118)。
田島神楽はコロナ禍の期間中は開催できず、昨年夏はゲリラ豪雨のため中止。
厳しい暑さや急激な天候の変化の少ない秋の大祭の時に神楽公演となった今年でしたが、午前中の神事の時は雨が降り、開催が懸念されましたが、午後から雨が上がり無事に開催されました。
時折雨がパラつきましたがフルスペックの神楽公演はお久しぶりということもあって、たくさんの方で境内はごった返していました。
このような光景を見るにつけ、お祭りをするのは大事だなと改めて感じました。
おじいちゃん世代が神楽を舞い、お母さんお父さんが模擬店をして、子どもたちが遊びまわる。
このような地域の皆さんの世代間交流を担える場所として神社ができることは、まだまだあると感じました。
そして、私たちが目指す100年後も、1000年後も存続する神社は、このような場所であり続けることでしか見えてこないのではないかと感じた次第です。
ただいま行っているクラウドファンディングの事業には、神楽殿の再構築も含まれています。
当宮の神楽殿は昭和32年の遷宮で建設されたもので、平成では鳥飼八幡宮フェスの舞台として活用していました。
参加者、主催者、そしてお神さまが一体となって楽しめる神社フェスの象徴的な場所でした。
が、シロアリの被害で倒壊寸前という状態になっていて、取り壊されてしまいました。
私たちは遷宮で、拝殿本殿の建て替え、歩きやすい参道の整備を行ってきました。
みなさまの支えで、構想通りの整備ができ、建築賞や景観賞を頂戴するほど評価をいただいています。
今回の事業では、支えていただいた地域に貢献できる祭りの場、地域振興の場として神楽殿を再興したいと考えております。
地域の方のみならず、ご参加いただける祭りを行いたい。
多くの方が参拝したくなる神社、そして多くの方が参加できる神社に鳥飼八幡宮は、なりたい! のです。
ぜひ、下記よりプロジェクト紹介ページをご覧いただき、ご賛同いただけましたら、ご支援賜れば幸いでございます。
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▼詳細・ご支援はこちらから
目標金額:600万円
支援募集期間:10月10日(木)9時〜11月29日(金)23時
資金使途:弁財天宮(仮)の建設にかかる費用の一部として
※鳥飼八幡宮式年遷宮奉賛会は、宗教法人鳥飼神社からの付託を受けて、鳥飼八幡宮遷宮事業を支援・運営しています。本プロジェクトにおける鳥飼八幡宮の遷宮事業についても、鳥飼八幡宮式年遷宮奉賛会が実施いたします。
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