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祈りの千灯明着火

みなさん、ごきげんよう。こんばんは。

梅雨の末期なのでしょうか? 時折強い日差しが出たり、パァーッと雨足の強く落ちてきたり、不安定な天候です。

大雨の予報も出ている地域もあろうかと思います。

備えを万端にして、大事をとっていただければと思います。



鳥飼八幡宮毎年恒例の「夏越祭 祈りの千灯明」が本日より着火いたしました。

電灯なので正確には着火ではありませんが、心情的にはみなさまの思いを掲げた明かりが灯った、という感覚です。

祈りの千灯明は、東日本大震災のあった年に、被害地域のみならず深い傷を負った日本の復興を願って灯した私たちの希望の明かりです。

以降は夏越の大祓のこの時期に、みなさまの願いを掲げ、お神さまと参拝された方と共有することで、願い事を成就する光として灯しています。

今年もすでに多くのご奉賛をいただき、掲げさせていただきました。

時節柄か、「世界平和」とか「戦争をやめて」という内容がいつもに増して多いようです。

夏越の大祓は、古くから行われてきた風習です。

みそぎやはらいは、イザナギノミコトの禊からさまざまなお神さまが生まれたという神話があるように、神道でも大事な大事な神事です。

それを梅雨の時期に行うようになったのは、湿気が多く流行り病が流行しやすい時の疫病除けが起源だと言われています。

民衆でも古くから行われていた行事ですが、宮中でも奈良時代よりも前から行われていました。応仁の乱で途絶えてしまいましたが、明治天皇が宮中行事として再興しています。

ケガレを祓って、心身ともに軽くなってから願い事をすると叶いやすいといわれています。



鳥飼八幡宮は本日から、夏越の大祓の祈願を受け付けています。夏越の大祓の祈願を受けられた方は、特別護符を授与、もしくは灯明小を制作いたします。
夏越大祭7月19日ですが、その後も7月28日まで灯明は点灯します。夏越の大祓は7月末まで受け付けております。

大祓を行なって、この夏を無事に過ごしましょう。