
みなさま、ごきげんよう。こんにちは。
本日は、当宮の御神木「千年蘇鉄」をきれいにしていただきました。
蘇鉄を刈り込んでいただいたのは何年ぶりでしょう。
作業を見ている間は
「そんなに刈って、大丈夫?」と思い、ヒヤヒヤしながら見ていました。
千年蘇鉄というだけあって、樹齢が高いおじいちゃん木なので。

千年蘇鉄は、上空に向かってそびえるように立っているので、なかなか葉っぱなどを間近で見ることはありませんが、どれも生き生きとした緑でまだまだ元気ですね。
以前の森のような姿も神々しい姿でしたが、きれいに刈り込まれた姿は、躍動的です。
変化し続け、挑戦していく当宮の姿勢と相まっており、御神木の荒御魂です。
蘇鉄の木は1年間に数センチしか成長せず、ここまで大きくなるのにどれほどの年月がかかったことか。
鳥飼八幡宮が現在地に遷宮する以前から生きてこられたわけです。何を見てこられたのか、お話ができたらいいのになぁと思います。

葉を刈っているときに、キジバトの巣が見つかりました。いつも境内にいるかわいい子たちです。
上手に飛べずに境内でピョンピョンとしていた時からいましたが、とうとう家庭を持つようになったのでなぁと感慨深い。
巣の中には卵が一つ。この巣は再び蘇鉄の木の中に戻してもらいましたが、またキジバトたち戻ってきてくれるでしょうか。少し心配しております。
千年蘇鉄に、縁むすびの紐を結ぶと願い事が叶うと言われています。
心願成就、目標がある方は東宮にご参拝して、縁むすびの紐で願掛けしてみてはいかがでしょうか?
