
みなさん、ごきげんよう。
4月も気づけば4日も過ぎました。境内の桜たちは豪雨にも負けず、まだ花は持ちこたえています。
週末まで保ってくれますよう、お願いはしております。
さて、今月末、ゴールデンウィークに「鳥飼八幡宮カレーフェスティバル」が開催されます。
公式インスタグラムでは、
カレーの聖地「鳥飼八幡宮」のスパイスの祭典。福岡・九州で今注目のスパイス・カレーの名店が境内に集結。福岡屈指の歴史を有する神社が、スパイスまみれとなるSpecial Days。
とご紹介いただいています。
当宮がカレーの聖地かどうかはわかりませんが(そう呼ばれるようになりたく思います)、スパイスカレーとのご縁を感じるエピソードもあります。
ラス・ビハリ・ボースというインドの独立運動家をご存知ですか?
主に大正時代から昭和初期にかけて活躍された方です。
当時イギリスの植民地であったインドで武装蜂起し、武器を調達するために日本へ密入国しましたが、潜伏が見つかり日本からの国外退去命令を受けます。
その時に、ボースさんを匿ったのが、玄洋社でした。玄洋社は、アジア各地で独立運動をしている運動家を支援していました。頭山満翁は孫文を通じてボースと知り合ったそうです。
ボースを密かに住まわせたのが新宿中村屋で、この時に本格的なインドカレーが日本に伝わった、とされています(諸説あり)。
鳥飼八幡宮は玄洋社ともゆかりが深いことで知られています。当宮にあった道場振武館を再建するために、中野正剛先生が頭山翁を訪ねて、再建資金をいただきました。
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細い糸でも、たぐっていくと思わぬところにつながるものです。それも「ご縁」です。
当宮とカレーのご縁の物語は、はかないものかもしれませんが、3年もカレーフェスを続けられたということで、これから太いものになっていきます。
出店店舗やメニュー、そして鳥飼八幡宮オリジナルレトルトカレーについては(果たして本当に発売されるのか!?)、公式インスタグラム↓よりお確かめ下さい。私たちも楽しみです。
https://www.instagram.com/curryfes_torikai8/
それでは、みなさまによきご縁のあらんことを。