本日五月二五日、鳥飼八幡宮の境内社・天満社の例祭が行われました。
天満社の崇敬者の方がお集まりいただき、日々の感謝の気持ちをこめてお参りされました。
その後、社務所で直会がありましたが、その時に興味深い話を聞かせていただきました。
天満社はかつて福岡市中央区谷に鎮座され、谷天満宮として地元の方に大切にお祀りされていました。
地域で放生会のような縁日を催すなど、たいへん盛んだったそうです。
ところが昭和27年に、火災（放火だったそうです）で社殿が焼失し、同じ場所に再建することができない事情となりました。
そのことがご縁で、当社でずっとお祀りさせていただいています。
近年は、崇敬者の方のみが例祭に参加されていましたが「このままでは地域の歴史が危うい」と、来年からは多くの方がご参列くださるよう、地域に働きかけて下さっています。
当社内にはありますが、谷天満宮は現在でも谷の方の氏神さまなんです。