おはようございます。
鳥飼八幡宮宮司山内です。
少しずつインバウンドも戻りつつあるようです。
鳥飼八幡宮はこれからが正念場です。
今日本は、百年に一度の危機を迎えています。このままだと、経済はたいへんなことになります。給付金や補助金やGO TOで「輸血」してなんとか保った経済の生命線。
この後、じわじわと衰弱し、各種融資の返済期限が始まり危機的な状況になるでしょう。
神社界も同じ状況です。人口が減り、個人主義が進み氏子意識はなくなり、かつてのように寄付や祈願の初穂料で成り立っている神社はほんの一握りで、脈々と受け継がれるはずのお祭りもほとんどの神社が縮小傾向にあります。
鳥飼八幡宮は、時代に合わせ打ち手を講じ、もっともっと「攻める」べきだし、今やらなければ鳥飼八幡宮はなくなってしまうくらいの気持ちでいるべきと、私は考えています。
国民がおったまげて、奮い立つレベルの策じゃないと、変われないんですよね。
鳥飼八幡宮が境内でフェスを開催するのも、マルシェを開催するのも、境内に写真館があるのも、保育園があるのも、デジタル空間にメタバースで鳥飼八幡宮を創建したのも、祖霊殿(神道式納骨堂)を建てたのも、遷宮で社殿を新しくしたのも、これから境内を整備するのも、すべて鳥飼八幡宮の未来をつなぐためなんです。
これだけの打ち手を並べてみると、先進的な取組ばかりの様にみえることでしょう。
でもね、違うんですよ。
鳥飼八幡宮は過去を振り返り、今に活かすことを考えています。それは、鳥飼八幡宮の「これから」を模索していくうえでも大切な視点となると思ったからです。
よく鳥飼八幡宮について、いや正しくは鳥飼八幡宮の宮司についてですね。「新しい取り組みばかりして、お神様への畏敬の念が感じられない」なとなどの書き込みがあります。
鳥飼八幡宮式年遷宮奉賛会会長や、責任役員、奉賛会理事や参与の方々からの厳しい言葉もあります。
正直、私は嬉しく受け止めています。少しなりとも関心を持っていただけているわけですし。一番ダメなのは無関心でいられることですから。心ない書き込みについては、鳥飼八幡宮の取り組みについて、深くは知らない方の言葉のように感じます。鳥飼八幡宮は取り組みについて、くどいくらいロジックを発信していますしね。
鳥飼八幡宮の取り組みの答えはもう少し先にあります。
大切なのは、「先人たちの価値観を見つめ直すこと」です。
今日も鳥飼八幡宮は、清らかな祈りの場として地域の皆さまのそばにあります。
古来の日本人の信仰の姿を残しながら、新しい未来を皆さまと共に創造していきたいと考えています。
今、福岡で一番熱い場所は鳥飼八幡宮かもしれませんよっ^_^