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鳥飼八幡宮が考える遷宮とは


おはようございます。


遷宮まで一年半となりました。


鳥飼八幡宮は十年計画で遷宮に取り組んでまいりました。先ずは、遷宮とは何なのかを考えました。


神社は神殿を新造して神々を遷すという遷宮によって、古い形体を保ちながら常に若々しい姿を保ちます。


遷宮は、神々を美しく瑞々しい神殿でお祀りしたいという古代の人々の発想から生まれたもの。そこには、神と共に生き、命の永遠の連鎖を願う、究極の祈りと感謝が込められています。それは、まさに永遠を象徴する祭りなのです。しかしながら遷宮を行うには、莫大な資金が必要となります。鳥飼八幡宮を含め神社はその資金を皆様の御浄財に頼ってきました。なので遷宮とはご浄財を募ることが全面に出てきます。[遷宮=ご浄財集め]の構図になりますが、私はそうではないのではと思うのです。


現在の神社界はとても厳しいです。人口が減り、個人主義が進み氏子意識はなくなり、かつてのように寄付や祈願の初穂料で成り立っている神社はほんの一握りで、脈々と受け継がれるはずのお祭りもほとんどの神社が縮小傾向にあります。毎年1000社の神社が消滅しているのが現実なのです。


時代に合わせて打ち手を考えなければ歴史を紡ぐことは出来ません。


神社にあまり縁がなく、興味を持たない方も神社に足を運ぶきっかけになり、いろんな人の交流で新しいプロジェクトやビジネスが生み出され、人も地域も活性させたいとの思いがあります。鳥飼八幡宮は100年後の神社の在り方とは何なのかを見据えながらプロジェクトを進めているのです。


遷宮とは次の世代にバトンを繋ぐ為、神社が挑戦をする為の装置だと思います。


具体的に[何を どうして どのように]するのかはこれからどんどん発信していきます。


鳥飼八幡宮が描く未来を期待して見守っていて下さい。そして、その取り組みに共感していただいた方はお力添えをいただければと思います。一緒に未来を作っていきましょう。