我が国には、家庭にお神さまが訪れ、宿ります…。
竃神(かまどがみ)さまは、まさにかまどのある台所や囲炉裏など、火を使う場所に祀られるお神さま。
かつては専用の神棚を設けてお祀りしていました。
家の中で火からの安全と、家族の食事を司る大切なお神だったからです。
今日では、家庭では直接火を使うことはかつてほどはありませんが、家内安全、健康、一家の団らんを守るお神様です。
一般的には神棚に、神宮大麻、氏神さまの大麻とともにお祀りします。
神棚のないご家庭は、書棚の上など清らかで目線より高い場所に南か東向きでお祀りすると良いでしょう。
「神棚を置く置かない(置けない)」や、「お祀りする作法が分からない」といったことを気にされるより、できる範囲でお祀りしましょう。