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早いもので2月ももう終わりです。









お正月を迎えたかと思えば、もう2月です。2月は逃げる月と言いますが、まさしくそうで、もう2月ももう終わりです。

 「鳥飼八幡宮のご縁むすび」とは、みなさまがお神さまへの感謝の気持ちを持ちながら暮らしていけるよう、古式ゆかしい祈りの形を、当宮のゆかりと結びつけたものです。

 鳥飼八幡宮には、武内宿禰ゆかりの樹齢1000年を超えるソテツの古樹(ご神木)がありますが、願い事をソテツの木に結びつけると、必ず成就するといわれています。

 また、参道にある銀杏の木は、生命力にあふれています。この銀杏の木は、大東亜戦争の福岡空襲の際に焼夷弾の直撃を受けて燃え、黒こげになりました。戦後数年間は新芽もふかず、枯死したのかと思っていましたが、ある年息を吹き返したかのように、若葉が芽吹きました。

 その後も枝をのばし、冬には参道が黄色の絨毯を敷き詰めたようにいろどります。元大関千代大海の九重親方は「参道が気持ちいい」とおっしゃってくださいましたが、その心地よさのもとはこの銀杏かもしれませんね。

鳥飼八幡宮は、古来より縁むすびの神様として篤く信仰されてまいりました。参道の楠は育つうちに、一つの根から幹が二つに分かれ、寄り添いあっているように見えることから、夫婦楠と呼ばれるようになりました。神木として、信仰され参道を持ち上げる程に強く根付いた夫婦楠の注連縄に ご縁むすび の紐を蝶々結びにすると、願い事が叶うといわれております

 この三柱のご神木に、ご自分の願いや希望を託した十色の紐を結びつけるのが「ご縁むすび」です。

 結婚や男女良縁、人間関係だけが「ご縁」ではありません。
 仕事や金運、学業などがうまくいくことも、良いご縁があってのこと。自分自身で紐を結び、しっかりとお神さまとのご縁を結んでくだされば、お神さまはみなさまのことを暖かく見守って下さいます。

 お神さまを信じて、最善を尽くすこと。そして、ご自身の力を発揮すること。
 願い事に向かって没頭できたり、何の恐れもなく邁進できる状態になれることが「縁むすび」された状態です。そんな状態になれることが、幸せということではないでしょうか。
 結果は後からついてくるものですが、結果は伴わずとも幸せになれるのが、お神さまの守護なのです。

 紐の色は十色をご用意しています。色にはさまざまな意味があり、効能があるとされています。
 また、同じ色の紐を、ご自分の部屋や持ち物にくくりつければ、つねにお神さまの守護を感じられることでしょう。

鳥飼八幡宮の参拝は、先ず本殿に参拝し、境内の御神木 「千年蘇鉄」 「夫婦楠」 「息吹の大銀杏」いずれかにご縁むすびの紐を結ぶのが習わしとなりつつあるようです。

皆さんの良縁を心より祈念致しております。